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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻2号

1970年02月発行

特集 月経異常とその診断

早発月経と遅発月経

著者: 倉智敬一1

所属機関: 1大阪大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.143 - P.149

文献概要

はじめに
 何歳から月経が始まれば早発月経(menstruatiopraecox),あるいは遅発月経(menstruatio tarda)と診断するか。
 月経の開始は女性が性的に成熟したことの最も確実な徴候であつて,性成熟徴候としては,男性の造精機能の開始に比適するものである。これらの現象がいつから始まれば異常に早発であるか,すなわち性早熟症(vorzeitige Geschlechtsreife,sexual precocity)と判断されるかについては,まだ明確な規約がないようである。また月経の開始が何歳以降にはじめて認められた場合にこれを遅発月経,あるいは晩発思春期(pubertas tarda,delayed puberty)というかについても確実な定めがない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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