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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻3号

1970年03月発行

臨床メモ

妊娠時X線診断の胎児およびその児に及ぼす影響

著者: 竹内久弥1

所属機関: 1順天堂大学医学部

ページ範囲:P.236 - P.236

文献概要

 妊婦のX線診断が胎児への影響を考えて十分慎重に行なわれるべきであることについてはいうまでもなく,その際のX線許容量もすでに国際的に定められている。しかし日常診断において,X線撮影の必要性は増加する一方であり,しかも経験上,X線診断によつて奇形発生頻度が特に上昇したと思えないというのが大方の印象であろう。
 妊婦のX線診断が普通では胎児に悪影響を及ぼしていないように見えたとしても,その胎児の生殖腺にはどうであろうか?動物実験では,卵母細胞がX線に非常に敏感であることが知られている。Johns Hopkins大学のMeyerら(Johns Hopkins:Med.J.,123,123,1969)は,この点を臨床例について検討した結果を報告している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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