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カラーグラフ 子宮頸癌の診断・4
組織診断 Pathological Diagnosis
著者: 栗原操寿1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.286 - P.287
文献購入ページに移動 子宮頸癌の好発部位として知られる扁平円柱境界(scj)には,実に色とりどりの病変が出没する。このなかで,癌化過程にかかわりあう病変として,目下注目をあびているのが上皮内癌carcinomain situと異型上皮dysplasiaである。
上皮内癌に関する知見は着々と積みあがり,組織診断の基準さえ正せば,自然治癒はきわめて例外的で,いずれ浸潤癌に進みゆく悪性病変という見解に固まりつつある。
上皮内癌に関する知見は着々と積みあがり,組織診断の基準さえ正せば,自然治癒はきわめて例外的で,いずれ浸潤癌に進みゆく悪性病変という見解に固まりつつある。
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