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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻6号

1970年06月発行

特集 不妊症の診断

腟内容および頸管粘液の異常

著者: 高嶋達夫1

所属機関: 1国立小児病院婦人科

ページ範囲:P.473 - P.479

文献概要

はじめに
 射精された男性の精液は腟内において初めて腟内容と頸管粘液に接触する。この精液の中の精子通過路である,排卵時期の腟内容および頸管粘液に,化学的,物理的,器質的な異常があれば,特に精液検査の結果,精液の性状が標準以下の場合は重要な不妊の原因となることは論をまたない。したがつて,比較的に検査としても簡単に行ない,診断もつけ易い不妊症の診断法として,腟内容および頸管粘液の異常の有無は最小限に必ず行なわねばならぬ検査である。腟内容と頸管粘液は表裏一体で密接な関係があるが,腟内容および頸管粘液の異常2つに分けて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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