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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻6号

1970年06月発行

研究

面積推移からみた腟部びらんの病態と治療についての考察

著者: 平井博1 植木実1 藤本昭1 井上靖彦1

所属機関: 1大阪医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.537 - P.541

文献概要

緒言
 腟部びらんの発生消失機序に関しては,R.Meyer,の炎症説が1,2)従来信じられてきたが,Hamperl et al.3),竹内4)らによつて外,内反説が提唱されるにおよび,びらんの発生機序はもとより,その治療法についても反省せねばならぬ段階にある。したがつて,子宮腟部びらんの治療法は種々報告されているにもかかわらず,びらん自体の病態が不明確な現在では,まだ適確な方法に欠けるのはここにも原因がある。
 がいして日常腟部びらんと称せられるものは肉眼的診断にたよるものであるため,その内容は一定しない。幸いコルポスコープは組織を背景としたびらんの状態をin situに把握する事ができるゆえびらんの病態を観察するのに都合が良い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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