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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻6号

1970年06月発行

薬の臨床

婦人科領域におけるIP−82の臨床効果について

著者: 山田荘三1 雨宮章1 板倉紘一1 三谷仁1

所属機関: 1静岡赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.553 - P.555

文献概要

 非ステロイド性抗炎症剤は,一種の流行のごとく,現在非常に多種類のものが開発され,使用されているが.われわれは今回,科研薬化工K.K.より,新しい化合物IP−82の提供を受けたので,その臨床効果について報告する。
 IP−82は,Ibufenac(4-isobutyl phenylacetic acid)と類似の構造を有する非ステロイド性,非ピリン系の抗炎症剤で,一般名をIbuprophen (2-4-iso butyl phenylpropionic acid)と称し,各種動物実験においてIbufenacよりも鎮痛・解熱・消炎作用が4〜8×くらい強力であり,しかも臨床的には副作用が少ないといわれている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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