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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻7号

1970年07月発行

新生児

妊娠中毒症における胎盤機能と胎児・新生児

著者: 山口龍二1

所属機関: 1東北大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.631 - P.637

文献概要

はじめに
 妊娠中毒症時にはいろいろな点から胎盤機能の低下が起こつていることが考えられ,それは多くの人によつてある程度常識として受け入れられている。そしてこのような胎盤機能の低下が未熟児や低体重児,さらには子宮内胎児死亡に直結するものと考えられている。最近諸種の胎盤機能検査法が開発されるにしたがつて,それらのデータの上から中毒症時の胎盤機能の状態をある程度とらえ得るようになつてきた。われわれは今回,胎盤・胎児系の諸機能のうち,それぞれ異なる機能面を評価し得ると思われる3種類の検査法を用い,妊娠中毒症時の胎盤機能をしらべ,その成績と胎児および新生児との関係について考察したのでその結果を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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