文献詳細
文献概要
ビタミン
妊娠をめぐるビタミンEの消長について
著者: 平尾潔1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.639 - P.644
文献購入ページに移動緒論
ビタミンEは,1922年Evans1)により抗不妊ビタミンとして発見されて以来,多くの学者により内分泌系,とくに下垂体,性腺との密接な関連性が指摘されてきた2〜4)。
臨床的にも,とくに産婦人科領域では,1931年Vogt-Müller5)が初めて習慣性流産にビタミンEを使用し有効と報告して以来,流早産の防止,更年期障害の治療6)にも広く用いられていることは周知のことである。
ビタミンEは,1922年Evans1)により抗不妊ビタミンとして発見されて以来,多くの学者により内分泌系,とくに下垂体,性腺との密接な関連性が指摘されてきた2〜4)。
臨床的にも,とくに産婦人科領域では,1931年Vogt-Müller5)が初めて習慣性流産にビタミンEを使用し有効と報告して以来,流早産の防止,更年期障害の治療6)にも広く用いられていることは周知のことである。
掲載誌情報