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グラフ
子宮体腔壁癒着—発生から治癒まで追跡し得た1例
著者: 山口龍二1 永井宏1
所属機関: 1東北大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.677 - P.680
文献購入ページに移動 患者 佐○博○,30才,2妊0産。
1967年10月2日,妊娠4月で自然流産し掻爬を受けたが,それ以後出血持続し,BBTは高温相,免疫学的妊娠反応陽性のため奇胎を疑われて某医より送院された(11月6日)。
入院時診断 破壊性奇胎または子宮穿孔。入院後も出血が持続し,内膜組織鏡検によつて陳旧性胎盤遺残の診断を得た。11月17日遺残物除去のため掻爬を行なつたところ壊死化した筋組織様のものが得られた(組織診断は同じく胎盤遺残)。掻爬後出血は止まり,25病日に退院。退院時のHSGで子宮体腔壁癒着の発生しているのを認め,以後外来においてヘガール拡張器による子宮体腔の剥離を2回行なつた。
1967年10月2日,妊娠4月で自然流産し掻爬を受けたが,それ以後出血持続し,BBTは高温相,免疫学的妊娠反応陽性のため奇胎を疑われて某医より送院された(11月6日)。
入院時診断 破壊性奇胎または子宮穿孔。入院後も出血が持続し,内膜組織鏡検によつて陳旧性胎盤遺残の診断を得た。11月17日遺残物除去のため掻爬を行なつたところ壊死化した筋組織様のものが得られた(組織診断は同じく胎盤遺残)。掻爬後出血は止まり,25病日に退院。退院時のHSGで子宮体腔壁癒着の発生しているのを認め,以後外来においてヘガール拡張器による子宮体腔の剥離を2回行なつた。
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