文献詳細
特集 異常分娩,産褥の診断
文献概要
Ⅰ.横位,斜位の胎位,胎勢について
横位,斜位の胎位については,胎位矯正の問題があり,胎勢については,遂娩方針特に,経腟娩出の手技の種類の選定に問題がある。上肢脱出を伴う横位を一途に遷延横位と考え子宮破裂に直結して,生育の見込の無い未熟児や,成熟児であっても浸軟死胎の帝切を行なうことは誤りである。経腟遂娩の操作においても,横位,すなわち,断頭術,内臓除去術と決めるのは,かえつて横位を人工難産とする危険がある。胎勢を考えて,頸推離断術,胸推離断術のいずれかを選ぶべきである。
横位,斜位の胎位については,胎位矯正の問題があり,胎勢については,遂娩方針特に,経腟娩出の手技の種類の選定に問題がある。上肢脱出を伴う横位を一途に遷延横位と考え子宮破裂に直結して,生育の見込の無い未熟児や,成熟児であっても浸軟死胎の帝切を行なうことは誤りである。経腟遂娩の操作においても,横位,すなわち,断頭術,内臓除去術と決めるのは,かえつて横位を人工難産とする危険がある。胎勢を考えて,頸推離断術,胸推離断術のいずれかを選ぶべきである。
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