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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻8号

1970年08月発行

シンポジウム 経口避妊薬の効果と副作用

mini-Pills法

著者: 林方也1

所属機関: 1東横病院産婦人科

ページ範囲:P.748 - P.751

文献概要

 Progestational activityを示す種々の合成steroidを使用した避妊法の投与形式として,Pincus方式のcom-bination method,およびGoldzieher以来のsequentialmethodの二大方式があるが,最近その他にも,先に私共も発表したdeladroxate DDXなどによるonce amonth injectionまたはpill,さらに排卵抑制以外の効果をも期待しての,少量のgestagensを持続的に投与する方法等がある。
 1965年,Population CouncilのRudelは,chlorma-dinone 0.5mgを月経周期に関係なく持続的に投与し,妊娠例を認めず,尿中preg.値測定,BBT曲線,組織診等から排卵の存在を推定し,その効果を内膜の変化に求めたが,これは経口避妊におけるlow dosage gestagen法またはmini Pills法と呼ばれている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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