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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科24巻8号

1970年08月発行

シンポジウム 経口避妊薬の効果と副作用

副作用,殊に血栓症との関係

著者: 伊藤昭夫1

所属機関: 1郡馬大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.754 - P.756

文献概要

 エストロゲンとゲスターゲンの合併投与(混合剤投与法あるいは順次投与法)による経口避妊は排卵という生理現象を抑え,全身に人工的変調を起こさせるのであるから,身体に有害な影響を与える可能性がある。最近この影響のうち特に注目を浴びているものの1つに血栓栓塞症の発生がある。
 すでに1964年に私は経口避妊と血栓栓塞症との関連について報告したので詳細はそれを参照していただくことにし,本日は時間の関係上私共が経験した血栓症の2症例と,経口避妊薬服用者で血液凝固能を検討した結果とについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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