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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科25巻1号

1971年01月発行

研究

Vitamin K2の新生児血液凝固障害におよぼす影響について

著者: 鈴木重統1

所属機関: 1北海道大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.71 - P.79

文献概要

はじめに
 1957年,Beller1)が,TEGにおいて,新生児血液凝固能の亢進を唱えて以来,従来までの低プロトロンビン血症だけでは,説明のつかない新生児血液凝固機序の特性があることが,明らかにされ,未だ明確な結論は出されていないようである。
 しかしながら,個々の血液凝固因子,なかんずくVi-tamin Kに由来するVitamin K dependent factorが減少していることは,疑いのない事実とされており,新生児の生理的な血液凝固障害の最も大きな原因として,多くの研究者によつて,追求されてきたわけである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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