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産婦人科領域におけるホルモン療法(10)—更年期障害,老人性腟炎その他
著者: 橋口精範1
所属機関: 1東京医科歯科大学産婦人科
ページ範囲:P.1077 - P.1078
文献購入ページに移動1.更年期障害をめぐつて
1.更年期障害とは
更年期とは,成熟期から老人期に移行する時期,つまり閉経期前後の時期をさすもので,この頃は内分泌環境が異常に変化するものである。したがつて,これに由来すると思われる自律神経失調症状がみられるもので,肩こり,頭痛,めまい,のぼせ,冷えなど種々の訴えがあらわれてくる。この訴えが強い場合を更年期障害とよんでいる。
現われる時期は,必ずしも閉経と一致するというものではなく,閉経前にすでに約半数はみられており,症状は1年以内が多いが,中には2年もつづくものもある。
1.更年期障害とは
更年期とは,成熟期から老人期に移行する時期,つまり閉経期前後の時期をさすもので,この頃は内分泌環境が異常に変化するものである。したがつて,これに由来すると思われる自律神経失調症状がみられるもので,肩こり,頭痛,めまい,のぼせ,冷えなど種々の訴えがあらわれてくる。この訴えが強い場合を更年期障害とよんでいる。
現われる時期は,必ずしも閉経と一致するというものではなく,閉経前にすでに約半数はみられており,症状は1年以内が多いが,中には2年もつづくものもある。
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