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特集・Ⅱ 産婦人科形成手術・Ⅰ
直腸利用造腟術
著者: 藤原幸郎1 小坂順治1 小松良竹1 土屋新一郎1
所属機関: 1東京医科大学産婦人科学教室
ページ範囲:P.1131 - P.1138
文献購入ページに移動人工造腟術の術式は種々あるが,術式の優劣は形成された人工腟が自然に近くかつ退縮しないこと,施術が安全であること,施術による副障害のないことなどによると考えられる。著者はこの立場から,極めて優秀な人工腟を得られる直腸曠置法であるSchubeat法を改良した中山法に,さらに一部に改良を加えた変法を発表したが,最近その方法の一部に多少の手直しを加えて実施しているので,その術式および特に留意すべき点などを紹介し,術後患者のfollow upその他について記述することとした。
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