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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科25巻12号

1971年12月発行

文献概要

特集 産婦人科形成手術・Ⅱ

マンチェスター手術

著者: 遠藤幸三1

所属機関: 1国立習志野病院

ページ範囲:P.1203 - P.1209

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 子宮脱の手術は成形手術である点で,一般の摘出手術に比べると,手技の巧拙によつて,効果の左右されるところが大きい。摘出手術ならば,手術の過程がどうであろうと,除去してしまえば,結果は同一であるが,子宮脱手術では,型通りの術式を,すべての症例に行なつても常に好結果がえられるとは限らない。
 これは,子宮とその付随器官の脱垂はその程度に,大きな差異があるからである。所見に応じて手術的処置を手加減する必要があり,これは経験や追跡所見の検討で会得されるものである。同時にまた,個々の手技の意味を理解することも大切である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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