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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科25巻12号

1971年12月発行

特集 産婦人科形成手術・Ⅱ

卵管形成術について

著者: 高野昇1

所属機関: 1千葉大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.1227 - P.1239

文献概要

はじめに
 女性不妊因子中もつとも難治であるといわれているのは卵管閉塞症であることはいうまでもない。卵管閉塞症に対して i)卵巣子宮内移植術 ii)他の組織による卵管造設法(たとえば虫垂突起,血管,腸管,卵管間膜,広靱帯,尿管など) iii)他人の健康な卵管移植法 iv)人工卵管の応用 v)体外受精卵の子宮内膜着床法,などが考えられ,林1),小野2)などによる人工卵管,あるいは体外受精の研究,これにともなう基礎的な研究が盛んに行なわれてはいるが,未だ実用化の段階でなく,卵管形成術によらねばならない症例を扱わざるを得ないのが現実である。
 以下これら卵管形成術について自験例をまじえ検討してみた。卵管形成術に対して幾分でも参考になれば幸である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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