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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科25巻3号

1971年03月発行

文献概要

特集 産婦人科麻酔の問題点 麻酔法--私はこうやつている

笑気吸入麻酔

著者: 堀口貞夫1

所属機関: 1都立築地産院

ページ範囲:P.271 - P.272

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Ⅰ.第Ⅰ期の和痛法
 分娩第Ⅰ期から第Ⅱ期前半までの間は,所要時間が長いことや陣痛を抑制したり,過量投与になることなどを避ける必要があり難かしい点が多い。
 子宮口が2指以上開大して,陣痛が間歇5分前後,発作30秒以上と強くなつて来たときに,ジアゼパム(ホリゾン・セルシンなど)10〜20mgやヒドロキシジン(アタラックスP 100mg)を筋注している。更に必要があれば,3〜4時間毎に追加投与し,痛みが強くなつた時は塩酸ペチジン(オピスタン,ペチロルファン50〜70mg),ペンタジシン(ペンタジン,ソセゴンなど)15〜30mgを筋注する。より強い効果を期待するときはスコポラミン0.4〜0.5mgを併用している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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