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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科25巻7号

1971年07月発行

診断と手技

Hysterosalpingography

著者: 狐塚重治1

所属機関: 1神戸海星病院産婦人科

ページ範囲:P.636 - P.644

文献概要

 子宮外妊娠(卵管妊娠)の「レ」線像についてはすでに数回にわたつて発表し3,4,5,6,7)その都度外妊の「レ」線像の特異性とその剔出卵管の「レ」線像と対比して解説した。これらの例が示す通り各例ともそれぞれ何処か異なつた点があり,それなりに特徴的な所見を呈しているが,その基本となるところは数カ所に過ぎないのでそれをまとめてみた。それが図1に示す写真である。写真の下に略図を付し,簡単な説明を付記したので十分理解できると思われるので,紙面の関係もあり,また重複の繁を避けるため,重ねて詳細な説明を加えることは止め今回は「レ」線撮影上の注意,鑑別を要する場合の「レ」線像や比較的珍しい例,自然治癒例などを写真をもととして例示したいと思う。外妊の診断の一助ともなれば幸である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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