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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科25巻7号

1971年07月発行

文献概要

症例

成熟児を得た腹腔妊娠の1例

著者: 亀谷正大1 落合寛2

所属機関: 1亀谷診療所 2東京都済生会中央病院

ページ範囲:P.729 - P.730

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 腹腔妊娠は極めて稀で,児の予後はもとより妊娠の月数のすすんだ者では母体のそれも不良な疾患である。本疾患の母体予後を占うキーポイントとなるのは胎盤の剥離処理方法であるが,今回私どもは腹腔妊娠で,児娩出後約30分待機してこれを行ない,結果的には胎盤主要血管の著しい退縮を確認後,胎盤の剥離を完全に行ない,一次的に腹腔を閉鎖,3,150grの生児を得るとともに,母児ともに順調な経過をとつた症例を経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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