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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科25巻7号

1971年07月発行

文献概要

薬の臨床

妊娠性貧血に対するVitamin B12の治療効果

著者: 大野虎之進1 高畠弘1

所属機関: 1東京歯科大学市川病院産婦人科

ページ範囲:P.767 - P.771

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緒言
 古くより妊娠中に赤血球数および血色素量の減少する事実は認められており,妊娠性貧血と称せられている。
 まずこの赤血球および血色素量の変動様式については,Lowensteinら1), Daniachijら2),その他33-7)の報告があり,それらの成績には一致を見ない点もあるが,一般に妊娠6-8か月の間における最大の減少と,後期における色素指数の低下を認めるものが多い。しかしその減少の程度については,血色素量の15%前後であり3,4),赤血球数は正常の下界もしくは軽度の減少にとどまるとなすものが多い1,3,4,7-12)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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