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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科25巻8号

1971年08月発行

特集 帝王切開術

帝王切開の後遺症

著者: 山田千里1 森塚威次郎1 門間俊彦1 高田道也1

所属機関: 1国立仙台病院産婦人科

ページ範囲:P.837 - P.848

文献概要

I.帝王切開術後の後遺症
 はじめに
 帝王切開(以下帝切と略す)の後遺症としては,一般開腹手術後にみられる術後障害のほかに,術創が子宮自体であることから,その後の月経,妊娠,分娩などに波及するところが大きい。したがつて,帝切自体は安易な手術であつても,その適応,術式などにはより一層の注意が肝要である。
 近年,ややもすれば適応の誤つたとも覚しき拡大的解釈のために,産科学本来の範囲を逸脱して"土曜帝切"などの迷適応症を聞くことがある。医の倫理?奈辺にありやと歎ぜざるを得ない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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