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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科25巻8号

1971年08月発行

文献概要

薬の臨床

子宮腟部びらんに対するPPC製剤(Eflase)の使用経験

著者: 杉森甫1 立山浩道1 麻生誠1

所属機関: 1九州大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.891 - P.894

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 最近の酵素化学の進歩にともない,種々の酵素製剤が開発されてきた。子宮腟部びらんに対してもトリプシン,フィブリノリジン,ストレプトキナーゼなど,多種の酵素製剤の応用が発表されているが,今回われわれはPronaseを主成分とするエフレース腟カプセルを使用する機会を得たので,その成績を報告する。
 Pronaseは放線菌(Streptomyces griseus)の産生する蛋白分解酵素で,pH 7〜8において強い活性を示し,殆んどの種類のペプチド結合を解離するといわれる。したがつて変性蛋白,フイブリンなどに作用し,分解除去せしめることが期待される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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