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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻10号

1972年10月発行

特集 妊娠と合併症

精神疾患と妊娠・分娩

著者: 融道男1

所属機関: 1東京医科歯科大学神経精神医学教室

ページ範囲:P.865 - P.867

文献概要

 かつて精神疾患に罹患した婦人や,現在治療中の婦人が,産婦人科医に妊娠あるいは妊娠継続の可否について質問することも多いときく。その質問は,遺伝のことであり,精神科の薬の催奇形性のことであり,あるいは妊娠や分娩の病気への影響についてであろう。これらの質問は精神科医が答えねばならぬものであるが,産婦人科医にとつても,精神科医にとつても,これらの問いに一般的に答えることは不可能であり,患者ひとりひとりに対する適切な指導があるはずである。ここではごく常識的な回答の資料を記して参考とし,同時に産褥期に好発しやすい精神疾患についても述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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