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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻12号

1972年12月発行

文献概要

特集 産婦人科の治療その限界と展望 日常臨床上よくぶつかる頑症疾患の治療の限界 産科

習慣性流早産

著者: 八神喜昭1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.1073 - P.1075

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 習慣性流早産とは,2回以上続けて流早産を繰返したものをいい,それが単一の原因により流早産を繰返すものについて,その原因を適確に把握しえ,なおそれに対しての治療法が確立されていれば,治癒せしめ得るわけであるが,本症においては原因の明らかなものは少く,かつ同一の原因によつて流早産を繰返すとは限らない。加うるに根本的治療法も未だ確立されたものが少ないため,治療にもおのづと限界がある。
 さらには妊娠中においては,その原因を確認することはなお至難であり,いきおい対症療法とならざるをえない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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