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特集 産婦人科の治療その限界と展望 日常臨床上よくぶつかる頑症疾患の治療の限界 産科
習慣性流早産
著者: 八神喜昭1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.1073 - P.1075
文献購入ページに移動 習慣性流早産とは,2回以上続けて流早産を繰返したものをいい,それが単一の原因により流早産を繰返すものについて,その原因を適確に把握しえ,なおそれに対しての治療法が確立されていれば,治癒せしめ得るわけであるが,本症においては原因の明らかなものは少く,かつ同一の原因によつて流早産を繰返すとは限らない。加うるに根本的治療法も未だ確立されたものが少ないため,治療にもおのづと限界がある。
さらには妊娠中においては,その原因を確認することはなお至難であり,いきおい対症療法とならざるをえない。
さらには妊娠中においては,その原因を確認することはなお至難であり,いきおい対症療法とならざるをえない。
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