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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻12号

1972年12月発行

薬の臨床

正常周期ならびに無排卵症婦人の尿中LHの動態—Luteonosticonによる連続測定成績

著者: 平野睦男1 吉田威1 高橋克幸1 中川公夫1 鈴木雅洲1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.1133 - P.1138

文献概要

 尿中FSHおよびLHの測定方法として現在ひろく用いられているのは,bioassayとradioimmunoassayの2つである。このうちbioassayとしては,FSHはSteelman-Pohley法1),LHはParlow2)のアスコルビン酸減少法(OAAD)法によつているが,bioassayは多数の動物を必要とし,一般臨床検査として簡単におこないうる方法ではない。またradioimmunoassayは高感度ではあるが,設備や操作の上から一般的な検査方法ではない。
 近年Schuursら(1970)3)によつて開発されたLuteo—nosticonは10iu/lのHCGを検出することができる,きわめて鋭敏なHCGの免疫学的微量測定法であるが,LHとの交叉反応を利用して尿中のLHを25iu/lまで検出できるため,尿中LHの臨床測定法として脚光をあびるようになつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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