icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻2号

1972年02月発行

文献概要

症例

発現まれな胎盤血管腫の1例

著者: 秋山直照1 村上昇1 小林伸比古1 吉川直人1 斉藤雪郎1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.157 - P.160

文献購入ページに移動
緒 言
 胎盤に原発する腫瘍は稀で,良性のものには絨毛血管腫,線維腫,嚢腫,筋腫があり,悪性のものには絨毛上皮腫,中間群として胞状奇胎などがある。胎盤絨毛血管腫(Chorioangioma)はJohn Clark1)(1798)の記載以来,文献に散見するが,本邦では緒方26)(1906)の報告以来約30例を数えるにすぎない。
 最近われわれは胎盤血管腫を合併し,妊娠28週で流産した症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?