文献詳細
カラーグラフ 臨床家のための病理学・3
文献概要
外陰部の上皮内癌として次の4疾患が知られている。
①ボウエン氏病(Bowen's disease):1912年,Bowenが男性の腕や腎部の皮膚に生じた前癌性変化として記載したのに始まり,現在では上皮内癌であると認められている。形は不規則であるが,周囲の皮膚とは明瞭た境され,暗赤色を呈し,硬結のほとんどない斑状の病巣を形成する。燐屑や痂皮を生じ,痂皮を剥ぐと肉芽様面が現われる。徐々に周囲に拡大する。湿疹,良性の潰瘍と誤診されることがある。慢性に経過し,掻痒感を訴える。
①ボウエン氏病(Bowen's disease):1912年,Bowenが男性の腕や腎部の皮膚に生じた前癌性変化として記載したのに始まり,現在では上皮内癌であると認められている。形は不規則であるが,周囲の皮膚とは明瞭た境され,暗赤色を呈し,硬結のほとんどない斑状の病巣を形成する。燐屑や痂皮を生じ,痂皮を剥ぐと肉芽様面が現われる。徐々に周囲に拡大する。湿疹,良性の潰瘍と誤診されることがある。慢性に経過し,掻痒感を訴える。
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