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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻3号

1972年03月発行

文献概要

特集 悪性腫瘍の治療--最近の焦点

外陰・腟がんの治療

著者: 山辺徹1 鈴木公雄1

所属機関: 1長崎大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.231 - P.237

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はじめに
 外陰ガンおよび腟ガンは女性性器悪性腫瘍のうちではともに比較的少ない疾患であり,長崎大学における24年間の統計ではそれぞれ1.5%および1.3%である(表1)。FIGOで定められた約束では,腟の癌が子宮腟部または子宮外口に及ぶものは子宮頸癌として,また腟と外陰にまたがるものは外陰癌として分類することになつている。
 治療法は他の臓器における癌と同様,手術療法,放射線療法および化学療法などが行なわれるが,これらの治療成績は子宮癌に比べると一般に良好とはいえない。以下外陰癌と腟癌に分けて,治療法を中心に概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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