icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻3号

1972年03月発行

症例

Thecacell tumorの1例

著者: 小泉邦夫1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.265 - P.268

文献概要

緒 言
 1931年R.Meyerは卵巣充実性腫瘍のうち,生体における内分泌障害と関係ありと思われる腫瘍として①Arrhenoblastoma of Meyer, ②Granulosa celltumor ③Dysgerminomaの3つをあげ,翌1932年にE.LöfrlerおよびA. Prieselが同様に内分泌障害と関係があり卵巣英膜細胞から発生する腫瘍としてFibromathecocelluare xanthomatoides ovarilを発表し,現在のThecacell tumorの幕開けとなった。以来本腫瘍は欧米で200数十例,わが国では20数例報告されているが比較的稀な腫瘍である。今回私は本腫瘍の1例を経験したので報告するとともに当教室で経験した他の2例を合わせて,いささかの統計的考察をこころみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら