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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻3号

1972年03月発行

症例

子宮摘除を余儀なくされた癒着胎盤の2例

著者: 舘野政也1 矢吹朗彦1 石川宏1 山崎嘉久1 吉野徹1

所属機関: 1富山県立中央病院産婦人科

ページ範囲:P.269 - P.270

文献概要

緒 言
 癒着胎盤(Pl.accreta,Pl.increta,Pl.percreta)は,床脱落膜の欠損のため,胎盤の全部または一部が直接子宮筋に癒着,浸入し,その剥難が困難なものをいい,われわれ産科医が,胎盤の娩出が遅延する場合に,用手剥離などの処置で目的を達し得る付着または癒着性胎盤とは,本質的に違うものであり,当然その処置も異なつて来るものである。
 われわれは,昭和41年から昭和45年までの過去5年間に2例の癒着胎盤を経験し,組織的に確認したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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