icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻4号

1972年04月発行

特集 産科の救急対策

開業医の救急体制の現状と将来

著者: 大村清1

所属機関: 1日本母性保護医協会

ページ範囲:P.301 - P.309

文献概要

はじめに
 われわれは,必ず起こるが,しかしいつ起こるか分らない救急患者に備えて開業しているといつても過言ではない。
 しかし,一言でいえば開業医の救急対策は,現在ではきわめて不十分であるといわざるを得ない実情である1)。特に産科の患者は本来救急患者になり易い素地を全部が持つていることが,頻発している医療事故,医事紛争からもうかがわれる。しかも現在の医事紛争は,大病院より開業医に多く,この点からも有効な対策の樹立が焦眉の急である。以下,私の居住する東京都の現状を中心に問題点をとり上げてみたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら