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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻4号

1972年04月発行

特集 産科の救急対策

救急対策のこつ

胎盤早期剥離

著者: 本多啓1

所属機関: 1杏林大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.317 - P.323

文献概要

緒 言
 胎盤早期剥離abruptio placentaeはまた子宮胎盤溢血uteroplacental apoplexyとも呼ばれ,前置胎盤・子宮破裂などとともに妊娠末期から分娩にかけての最も重篤な産科合併症の1つであり,その発生頻度は必らずしも高くはないが,母体および胎児に与える影響の重大さと,突発的に発症して重篤となるその救急性から,産科臨床上に占める位置は大きい。ここでは胎盤早期剥離の発生病理に関する最近の知見とそれに関連した治療法について,救急対策の面から簡単に述べてみることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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