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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻4号

1972年04月発行

文献概要

特集 産科の救急対策 救急対策のこつ

前置胎盤

著者: 雨森良彦12

所属機関: 1日本赤十字社産院 2東京大学

ページ範囲:P.327 - P.330

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 前置胎盤とは産科諸定義委員会(昭和46年)によれば"分娩時内診指により内子宮口の全部または一部に胎盤をふれる場合"と定義されているごとく,胎盤が子宮下部に形成附着し内子宮口に及ぶため,妊娠後半期子宮口の開大・展退により子宮壁と胎盤附着部との面移動が起き出血をきたすものである。妊娠後期に出血をきたす異常のなかでは,もつとも頻度も高く,母児に及ぼす緊急性も予断を許さないものがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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