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特集 産科の救急対策 救急対策のこつ
重症妊娠中毒症
著者: 中山道男1
所属機関: 1国立所沢病院産婦人科
ページ範囲:P.331 - P.334
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妊娠中毒症は,病態生理の解明に伴つて治療や予防もかなり進歩してきているにもかかわらず,本症によるわが国の母体死亡率は,産科出血とともに依然として首位を占める現況である。中毒症患者の死因は,子癇,子宮胎盤溢血によるショック,肺水腫による心不全が最も多いと考えられる。
昭和46年度の日産婦臨床大会における「妊,産,褥婦の死亡原因の実態調査とその対策」のシンポジウムでも,high risk pregnancyとしての中毒症の重要性の再認識と,その社会医学的対策の必要性があらためて強調されている。
妊娠中毒症は,病態生理の解明に伴つて治療や予防もかなり進歩してきているにもかかわらず,本症によるわが国の母体死亡率は,産科出血とともに依然として首位を占める現況である。中毒症患者の死因は,子癇,子宮胎盤溢血によるショック,肺水腫による心不全が最も多いと考えられる。
昭和46年度の日産婦臨床大会における「妊,産,褥婦の死亡原因の実態調査とその対策」のシンポジウムでも,high risk pregnancyとしての中毒症の重要性の再認識と,その社会医学的対策の必要性があらためて強調されている。
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