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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻4号

1972年04月発行

特集 産科の救急対策

救急対策のこつ

子宮破裂

著者: 一条元彦1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.335 - P.338

文献概要

はじめに
 救急処置を要する産科疾患はいずれも稀なものである。しかも近代産科学の進展はこれを一層稀なものとしているはずであるが,循環とは不思議なもので,帝切が増えると子宮破裂が増え,心疾患の治療が進むと妊娠不可であるべき心疾患が妊娠を希望するようになるという具合に,恩恵と危険は背中合わせに結合されていくのが現実である。生命の価値がまことに高価である今日,稀とはいえ子宮破裂を再考してみるのも有意義なことであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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