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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻4号

1972年04月発行

特集 産科の救急対策

救急対策のこつ

弛緩出血

著者: 福井靖典1

所属機関: 1日本大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.339 - P.341

文献概要

 わが国における母体死亡は欧米に比しきわめて高率であり,その原因の第1位は出血で母子保健上大きな問題になつている。分娩と出血とはつきもので,そのため,産科医は出血に対し相当鈍感になつており,弛緩出血の際,はじめの出血に不注意のため,気のついた時には相当量の出血をさせていることが多い。このなかには避けることのできないものもあるが,かなりのものは予防と適当な処置によつて避けられるものである。そこで弛緩出血の対策について先人の教えと私どもの行なつている方法などを述べることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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