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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻5号

1972年05月発行

文献概要

特集 婦人科の救急対策

ショックの本態と対策

著者: 白鳥倫治1 山本亨2

所属機関: 1日本大学医学部麻酔科学教室 2日本大学医学部麻酔科

ページ範囲:P.413 - P.420

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はじめに
 "ショック"という語は200年以前から臨床で広く用いられているが定義はむつかしい。ショックは種々の原因によつておこる一つの症候群であるが,その基盤をなすものは原因のいかんにかかわらず主要臓器の灌流障害,あるいは末梢循環不全である。産婦人科領域でもショックの発生は多く,産科ショックなどと特に分類される場合もあるが,その本態において特異点があるわけではない。ショックの病態生理の解明がいちじるしく進歩してきた現在,その病態生理を充分把握した上での治療対策がショックの最大の治療となつてくる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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