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特集 婦人科の救急対策 救急対策のこつ
イレウス
著者: 四方淳一1
所属機関: 1帝京大学医学部外科学教室
ページ範囲:P.427 - P.430
文献購入ページに移動はじめに
筆者らは外科的に遭遇するイレウスを表1のごとく分類している。このうち,婦人科医の対象となるものは,単純性イレウス,絞拒性イレウス,術後早期に起こりる一過性の麻痺性イレウス,および腹膜炎に随伴する麻痺性イレウスであろう。そのうち,腹膜炎に随伴する麻痺性イレウスは術後のほかにもみられるものであるが,それ以外のほとんどのものは産婦人科手術の術後早期あるいは一定期間をおいて,発症する。
したがつて,本稿ではそれらの,主として術後合併症としてのイレウスを中心として論を進め,さらに腹膜炎に随伴する麻痺性イレウスにも触れることとしたい。
筆者らは外科的に遭遇するイレウスを表1のごとく分類している。このうち,婦人科医の対象となるものは,単純性イレウス,絞拒性イレウス,術後早期に起こりる一過性の麻痺性イレウス,および腹膜炎に随伴する麻痺性イレウスであろう。そのうち,腹膜炎に随伴する麻痺性イレウスは術後のほかにもみられるものであるが,それ以外のほとんどのものは産婦人科手術の術後早期あるいは一定期間をおいて,発症する。
したがつて,本稿ではそれらの,主として術後合併症としてのイレウスを中心として論を進め,さらに腹膜炎に随伴する麻痺性イレウスにも触れることとしたい。
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