文献詳細
文献概要
特集 婦人科の救急対策 救急対策のこつ
気道・血管確保
著者: 田中亮1
所属機関: 1北里大学医学部麻酔科
ページ範囲:P.431 - P.435
文献購入ページに移動I.気道,血管確保の臨床的意義
ほとんどあらゆるタイプのショック,薬物中毒,重篤な意識障害,重要臓器の外傷,溺水など,呼吸循環の危機に際して救急処置の基本的第一歩であり,ルーティン化されているのが気道,血管の確保である。これは同時に麻酔管理の基礎的なことがらでもある。これらの処置はいつでも,直らに行なうことに救命的意義がある。実際的方法を説明するに先立ち,臨床的意義を解説するために.気道および血管が確保できなかつたらいかなる結果を招くかという臨床病態像について簡単にのべさらに,原因,診断法をのべてみたい。
ほとんどあらゆるタイプのショック,薬物中毒,重篤な意識障害,重要臓器の外傷,溺水など,呼吸循環の危機に際して救急処置の基本的第一歩であり,ルーティン化されているのが気道,血管の確保である。これは同時に麻酔管理の基礎的なことがらでもある。これらの処置はいつでも,直らに行なうことに救命的意義がある。実際的方法を説明するに先立ち,臨床的意義を解説するために.気道および血管が確保できなかつたらいかなる結果を招くかという臨床病態像について簡単にのべさらに,原因,診断法をのべてみたい。
掲載誌情報