icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻5号

1972年05月発行

文献概要

特集 婦人科の救急対策 救急対策のこつ

気道・血管確保

著者: 田中亮1

所属機関: 1北里大学医学部麻酔科

ページ範囲:P.431 - P.435

文献購入ページに移動
I.気道,血管確保の臨床的意義
 ほとんどあらゆるタイプのショック,薬物中毒,重篤な意識障害,重要臓器の外傷,溺水など,呼吸循環の危機に際して救急処置の基本的第一歩であり,ルーティン化されているのが気道,血管の確保である。これは同時に麻酔管理の基礎的なことがらでもある。これらの処置はいつでも,直らに行なうことに救命的意義がある。実際的方法を説明するに先立ち,臨床的意義を解説するために.気道および血管が確保できなかつたらいかなる結果を招くかという臨床病態像について簡単にのべさらに,原因,診断法をのべてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?