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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻5号

1972年05月発行

文献概要

研究

不全流産および胞状奇胎の塗抹細胞所見について

著者: 八田賢明1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.455 - P.456

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はじめに
 従来,子宮頸部に比し行なわれる機会の少かなつた子宮内膜細胞診が近時評価され特に子宮体癌の鑑別診としての内膜細胞診の意義は大であるという報告が多い。きらに女性の内分泌環境の変化を内膜細胞診のレベルでとらえようとする試みもある。
 著者は不正子宮出血例に対し内膜細胞の塗抹標本上の特徴所見を系統的に分析し,体癌と非癌内膜との細胞学的鑑別法を検討しているが,その研究の一端として妊娠性不正子宮出血例(不全流産,胞状奇胎)の塗抹標本上の特徴所見をも分析し,ある知見をえたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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