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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻6号

1972年06月発行

薬の臨床

産婦人科領域におけるSF−837の治療効果

著者: 金岡毅1 清水潤司1 岡田悦子1 森巍1

所属機関: 1国立福山病院産婦人科

ページ範囲:P.557 - P.561

文献概要

はじめに
 SF−837は私たちの病院の所在地に近い尾道市の土壌より分離された新しい抗生物質であつて,図1に示すような構造式を有する。その抗菌スペクトラムは表1に示すごとく,グラム陽性菌に対して強い抗菌力を有し,その感受性分布はJosamycin,Kitasmycin,Lincomycinのごときマクロライド系抗生物質とよく似ており,グラム陰性菌はそのほとんどが耐性を有する。またその毒性は少なく,動物実験によつても催奇形性は全く認められない1)
 私たちは明治製菓(株)よりSF−837の提供をうけ臨床的にこれを使用する経験を得たのでここにその効果を発表する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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