文献詳細
特集 絨毛性腫瘍
文献概要
はじめに
胞状奇胎の診断法としては,臨床症状および婦人科的診察に加え,HCG量検定,子宮卵管造影法,骨盤内血管造影法およびHysteroscopeなどが挙げられよう。これらのうち,X線診断法やHysteroscopeは正常妊娠では当然禁忌であり,胞状奇胎がほぼ確実になつてきた段階での最終決定診断法としてしか行なえない。
一方,超音波診断法はX線では得られにくい軟部組織の描写に優れ,また使用法も比較的簡便で,検査前に特別の処置を必要とせず,しかも手術的侵襲を加えることなしに行なえるので,新しい生体映像法として注目されてきている。
胞状奇胎の診断法としては,臨床症状および婦人科的診察に加え,HCG量検定,子宮卵管造影法,骨盤内血管造影法およびHysteroscopeなどが挙げられよう。これらのうち,X線診断法やHysteroscopeは正常妊娠では当然禁忌であり,胞状奇胎がほぼ確実になつてきた段階での最終決定診断法としてしか行なえない。
一方,超音波診断法はX線では得られにくい軟部組織の描写に優れ,また使用法も比較的簡便で,検査前に特別の処置を必要とせず,しかも手術的侵襲を加えることなしに行なえるので,新しい生体映像法として注目されてきている。
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