icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻7号

1972年07月発行

特集 絨毛性腫瘍

超音波断層法による胞状奇胎の診断

著者: 竹内久弥1 草野良一1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.579 - P.583

文献概要

はじめに
 胞状奇胎の診断法としては,臨床症状および婦人科的診察に加え,HCG量検定,子宮卵管造影法,骨盤内血管造影法およびHysteroscopeなどが挙げられよう。これらのうち,X線診断法やHysteroscopeは正常妊娠では当然禁忌であり,胞状奇胎がほぼ確実になつてきた段階での最終決定診断法としてしか行なえない。
 一方,超音波診断法はX線では得られにくい軟部組織の描写に優れ,また使用法も比較的簡便で,検査前に特別の処置を必要とせず,しかも手術的侵襲を加えることなしに行なえるので,新しい生体映像法として注目されてきている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら