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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻7号

1972年07月発行

薬の臨床

SH−850による機能性月経困難症の治療

著者: 升田博1 平田利邦1 菅田吉郎1 小菅興正1 井上好雄1 岩崎寛和1

所属機関: 1横浜市立大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.647 - P.650

文献概要

はじめに
 月経時には生理的にも多少の肉体的変調をきたすが,それが病的に強度で,日常動作に差支えたり臥床を要して治療の対象となる程度のものが月経困難症と定義されている。
 一般に子宮筋腫,内膜症,子宮内膜炎などの場合にみられる器質性月経困難症と原因の明らかでない機能性月経困難症とに分類されているが,後者は真性月経困難症ともよばれ,その大多数は排卵性周期を有する若年ないし未婚婦人に発症する。しかしその機転は必ずしも明らかではなく,真に機能的なものか,また単一の疾患か否かも不明であり,一種の症候群といわざるをえない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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