文献詳細
特集 感染症の今日的問題
文献概要
はじめに
最近数年間,とくにTreponema Pallidumを抗原に用いる梅毒検査法と抗生物質を中心とした治療法の発達により,梅毒の正しい診断と治療が行なわれるようになつてきている。
まず検査法では,これまで脂質抗原を用いたSerologic Test for Syphilisのみでは正確に梅毒とはいえないのが当然であり,妊婦にはBiologicalFalse Positive reactionがかなりの頻度に存在するので,かならずTreponema Pallidumを抗原とする検査を行なつて確認しなければならない。またTreponema Pallidumによる検査法のみからは治療効果を推定することは現在までのところまだ不可能と考えられる。
最近数年間,とくにTreponema Pallidumを抗原に用いる梅毒検査法と抗生物質を中心とした治療法の発達により,梅毒の正しい診断と治療が行なわれるようになつてきている。
まず検査法では,これまで脂質抗原を用いたSerologic Test for Syphilisのみでは正確に梅毒とはいえないのが当然であり,妊婦にはBiologicalFalse Positive reactionがかなりの頻度に存在するので,かならずTreponema Pallidumを抗原とする検査を行なつて確認しなければならない。またTreponema Pallidumによる検査法のみからは治療効果を推定することは現在までのところまだ不可能と考えられる。
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