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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻8号

1972年08月発行

研究

先天奇形に関する統計学的遺伝学的検討—新潟大学最近6年間の成績

著者: 竹内正七1 本多達雄1 本多啓2

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室 2杏林大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.717 - P.719

文献概要

はじめに
 先天奇形は,その新生児死因としての占める割合の相対的増加,ならびにその環境・遺伝要因上の予防という点から,最近とくに注目をあびつつある。しかしながら,先天奇形と一口にいつても,その内容は外見上容易に判明し得るものから内臓奇形のように診断困難なものまでを含み,一方,正常とされる人の中にも耳などに軽い奇形を有するものが見られることもあり,それらの取り扱い方をも含めて,その定義,分類にはいまだ問題が残つている。
 新潟大学産科出産部において昭和40年1月1日より昭和45年12月31日までの6年間にとり扱つた妊娠6ヵ月以上の分娩総数4,530例中,新生児の入院期間中に発見し得た先天奇形48例について臨床統計的調査を試み,さらに主な奇形について遺伝学的検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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