文献詳細
研究
血清学的妊娠反応に及ぼす検体保存の影響の検討(第1報)
著者: 稲冨道治1 街風喜雄1 徐慶一郎2
所属機関: 1関東逓信病院産婦人科 2関東逓信病院第1臨床検査科
ページ範囲:P.725 - P.728
文献概要
免疫学的原理に基き尿中の絨毛性ゴナドトロピンを検出する血清学的妊娠反応は,1960年,Wide,Gemzelleらの手になり,その簡易,迅速性と充分な信頼度の故に,妊娠の補助診断として今日広く普及している。
日常われわれが血清学的妊娠反応を実施する際に,種々の事情,たとえば臨床検査室の検査日とか,患者の都合などで,必ずしも採尿後速やかに実施し得ないことのあるのは,しばしば経験するところである。
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