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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻8号

1972年08月発行

文献概要

薬の臨床

Slide pregnancy testの基礎的臨床的検討

著者: 伊藤俊一1 井上好雄1 岩崎寛和1

所属機関: 1横浜市立大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.731 - P.738

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はじめに
 これまでの娠妊反応としてのImmunoassayのうち赤血球凝集阻止反応(以下HAIRと略)によるものは,その判定時間がGestate-A (栄研:判定時間15〜20分)を除きほとんどが平均2時間を要するものであつたが,最近ではHAIRにおける羊血球(HCG感作血球)に代えてPolystylene latex粒子1)を用い反応時間を著しく短縮したSlide pregnancy test2)(判定時間:2〜3分)が考案され,たとえば子宮外妊娠の診断など緊急の場合に好んで用いられその有用性が認められつつある。
 今回はこのSlide pregnancy testのうち既に市販されているGonavislide (持田),DAP-test (Wampole杏林),Pregnosticon-planotest (以下Planotestと略,Organon—三共)の3試薬について基礎的検討を行なうとともに,それぞれの試薬の特長からその臨床的応用の場合の長短について検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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