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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科26巻9号

1972年09月発行

特集 婦人科放射線療法

婦人科領域における最近の放射線療法

著者: 笠松達弘1 中西敬1 恒松隆一郎1

所属機関: 1国立がんセンター婦人科

ページ範囲:P.757 - P.763

文献概要

 戦後,強力な原子炉を利用して,テレコバルト装置が放射線療法に導入された。厚い骨盤の中にあつてしかも広い範囲の病巣を照射せねばならない婦人科の悪性腫瘍の治療が,本装置によつて大きな恩恵をうけ,治療方法でもかなりの変革がなされたことは周知の事実である。
 さらに電子加速器の中から,臨床用に設計されたリニアック,ベータトロンが導入されてテレコバルトのもつ長所がさらに拡大し,またX線に比して特異的な線量分布をもつ電子線照射が可能になつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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