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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科27巻1号

1973年01月発行

文献概要

研究

IUD挿入中の妊娠,その脱出ならびに副作用のための除去例—当院におけるIUD (intrauterine device)の臨床成績・第2報

著者: 村山茂12 根本謙1

所属機関: 1東京電力病院産婦人科 2慶大医学部

ページ範囲:P.77 - P.83

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 東京電力病院において1960年,(昭和35年)より1969年(昭和44年)に至る10年間に373例に対し833回のintrauterine device (IUD)の挿入を行なつた。総使用年数は882婦人年であつた。1回当りの挿入期間は平均13.1月となる。この詳細については既に報告した。さてこれら症例中に(I)失敗例として挿入中の妊娠(15例),脱落後の妊娠(9例),脱落のみ(4例)計28例が認められた。これはIUDを使用するもその本来の目的である避妊を達成し得なかつた症例である。
 次に(II)挿入後出血,疼痛その他の障害のためにIUDを継続使用できず除去した症例が10年間に合計81例あつた。この両若について詳細な検討を行なつたので報告し,今後のIUD使用の参考に供したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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